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「アカシア」を作詞家目線で歌詞考察!ーBUMPにとって「唄」は大きなパワーを持つ

9月に配信されたBUMPの新曲「アカシア」。

そしてポケモンとコラボしたMV「GOTCHA!」。

まだまだ語りたいことがたくさんあるので、今回は「歌詞」に着目して考察を書いていきたいと思います。

BUMPにとっての「唄」という言葉

太陽にも代わる「唄」

前回の記事でも言及しましたが、「太陽」はここでは「暗闇を照らすもの」として登場している言葉です。

直前に「冷たい雨」とあるので、「暖かいもの」でもいいかもしれません。

とにかく、その「太陽」というポジティブなイメージを持った壮大なモチーフがあって、その代わりとして「唄」が出てきているので、作詞者である藤原さん(以下藤くん)は、「唄」というものに大きなパワーがあると考えているんだろうな、と解釈できます。

心の言葉としての「唄」

「唄」や「歌」はBUMPの歌詞によく出てきます。

デビューアルバム「FLAME VEIN」1曲目の「ガラスのブルース」なんかも、「歌」が軸になった歌詞です。

アルバム「COSMONAUT」に収録された「angel fall」でも、「言葉より声を」というフレーズがあります。

このフレーズからも、藤くんは人に何かを伝えようとする「言葉」よりも、メロディに乗せた「唄」を大切にしているのかな、と私は考察しています。

アカシアの中でも「言葉の外側で」という歌詞が出てきます。

人に何かを伝える時の言葉って、例えば「がんばれ」って言葉を伝えたくても、受け手には違う感覚で届いてしまったりするんですよね。

受け手を追い込んでしまったり、捻くれて解釈されてしまったり。

でも好きな唄って、基本的に解釈は変わらないじゃないですか。

そもそも、好きな唄を聴いたり口ずさんだりするだけで元気が出る。

人から直接受け取る「言葉」よりも、「唄」の方が解釈が広い分ポジティブに受け取られやすかったり。

「angel fall」は歌詞から察するに「歌で表現する人」を主題にしたものです。

そのサビでは「唄」=心の言葉とされています。

そして「唄」は「言葉」の上位互換とも受け取れます。

つまり、藤くんにとって、複雑な伝わり方をする「言葉」よりも、心の底からの言葉をつづって魂で叫ぶような「唄」の方が、気持ちを伝えるのに最適なのかもしれませんね。

パワーの源としての「唄」

BUMPの歌詞では、「唄」が「ポジティブなパワーの源」として表現されていることが多いです。

「ダイヤモンド」という曲の最後でも、唄がパワーになるんだということが感じられます。

私も、気持ちが焦ったり落ち込んだりするときは、BUMPの「ダイヤモンド」の歌詞を思い出します。

まさに旅に出る時にリュックに詰めたような歌で、歌詞の1行1行に励まされるんです。

また、「GO」という曲でも「歌う」という行為が歌詞に出てきます。

直前に「とても素晴らしい日になるよ」という歌詞があるので、過去の経験が未来に向けてエールを送っているような「歌う」ですね。

具体的に言えば、過去の失敗や成功が、これからの自分の糧になっている、という意味でしょう。

それを「歌う」と表現していることからも、藤くんにとって「唄=大きなパワー」と捉えて間違いないでしょう。

今回の「アカシア」でも、太陽に代えられるくらい「唄」のパワーが大きいという価値観が藤くんの中にあるのかな、ということが分かります。

何度でも観て、聴いて

アカシア、まだまだ聴いてますでしょうか。

私は、物心ついた時から人生を共にしているポケモンと大好きなBUMPがコラボしたという事実が、2週間経った今でも信じられなくてドキドキしてしまいます

飽きもせず未だに新鮮なドキドキを携えて動画を見てしまっているんです。

が、

どうやらそれはBUMPメンバーも同じみたいですね。

10/12のポンツカでも

「朝昼晩見ちゃう」

「寝る前に観とく」

「コメント欄の解説観てる」

なんて言ってました。

歌詞を何度も聞いて、読み解いていくと、励まされるようなフレーズに気付けたりもします。

今回は「唄」のパワーについて気づくことができて、考察をシェアしました。

また「これ、良フレーズなのでは?」と思うものがあれば記事にします!

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