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『DEATH NOTE』の松田は無能じゃない!

最近狂おしいほどにデスノートが観たくなったので、アニメ版「DEATH NOTE」を観ました。

漫画版よりもL→月への激重感情が表現されていて、当時の腐女子たちはさぞ湧いただろうなと思いとてもよかったです。

さて、作中でも「仕事ができない無能」のような扱いをされていた松田ですが、私は人間として松田が好きで、推せるなぁと思いました。

この熱が冷めやらぬうちに、松田の推しポイントをまとめてみます。

一番「正しい」存在

松田って実は、最初から正しいことを言ってるんですよね。

「これはキラを肯定する意味では絶対ありません…が…

この数日 世界的に 特に日本でですが 強盗以上の凶悪犯罪が激減しています」

『DEATH NOTE』大場つぐみ/小畑健

夜神総一郎が亡くなった後も、「キラは本当に悪なのか」という疑問を持っています。

松田は警察という立場なので、どんな目的であれ人を殺した者は法律に則って捕まえなければいけません。

しかし、それを自覚しつつも、「殺人は法律でダメだからキラはダメ」という考えに固執せず、キラが悪であるか否かという疑問を抱き続けていましたよね。

「キラを捕まえよう」とする姿勢は警察として「正しい」し、キラを全肯定も全否定もせず、事実として犯罪が減少している点に目が向くあたりは市民として「正しい」。

ミーハーでおちゃらけた若造として描かれつつも、その分自分の役職にとらわれない柔軟な考えに至ることができている点を私は推したいです。

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夜神月を最後まで信じていた

松田といえば、なんと言っても最終回の雄姿。

月がキラだという決定的な証拠をつかむまで、本当に月のことを信じていたのだと思うと…泣けます。

確かに月を疑うべき要素はありましたし、その点は相沢や茂木の方が賢かったといえるでしょう。

しかし!しかしですよ。

「尊敬する夜神次長のご子息」かつ「一緒に捜査していた仲間」として、最後の最後まで信じていた人情派こと松田を、誰が責めることができましょうか。

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脅威のコミュ力と愛され力

あのお堅い捜査チームで松田のような若造が最後まで活躍(?)できたのは、彼の愛され力とコミュ力があったからに他ならないでしょう。

ヨツバの会議を盗み聞きしたことがバレたときも、(持ち前のアホっぽさに加えて)とっさのコミュ力でなんとかミサのマネージャーだと信じ込ませましたよね。

あの演技は(アホっぽくない)夜神総一郎や相沢、茂木にはできなかったと思います。

(まぁそもそも危険な単独行動しないだろというツッコミは置いといて…)

手錠で繋がれた月とLが喧嘩し始めたときも、身体を張って止めたのは松田でした。

最後の射撃の腕といい、ヨツバの接待での落下事故演技といい、実は身体能力の高さもうかがえます。

単なる推測に過ぎませんが、松田というムードメーカーがいたからこそ捜査チームはキラを捕まえる最後の時まで、解散することなく存続したのだと思います。

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