”スピ”とは…?
スピリチュアルのスピ
まずこの曲を知った人が思うであろうこと。
「スピとは…?」
たぶん”好き”と何かをかけてるってことは分かりました。
そして曲を聴きMVを見て、だいたいの意味を掴みました。
まず、スピな人=スピリチュアル的にしか説明のつかない関係性。
よく言う言い方だと「運命の人」。
運命の人って言うとエヴァの「仕組まれた子ども」っぽさを感じちゃいます。
でも「スピな人」ってその要素を取り除いた上で、不思議なめぐり合わせという意味合いだけを残した素敵なワードだなぁと。
宇宙とか占いとか、科学で解明できない出会いってことですね。
スピカのスピ
あとはMVでスピカが出てきましたね。
乙女座の一等星で、「春の大曲線」を構成する星の1つ。
アークトゥルスとスピカは「夫婦星」と呼ばれていることがMV中で分かり、
僕にとってのスピカ!
という意味にも捉えられます。
歌詞を考察
1番ー奇跡的な出会い
見上げた瞬間 ビルの明かりがついて
何かが起きそうな 予感がしていた
あなたを見つけた時確信に変わる
僕ら会うの初めてじゃない
作詞:マハラージャン
ここはMVでもあるシーンですね。
名前も職場も知らない人と偶然出会うなんて、ものすごい低確率です。
このノスタルジックなメロディも、
この曲聴くの初めてじゃない!
って思わされました。
このなつかしさはなんだ。
今、スピってスピってスピって
どうやらこいつはロマンティック
閃光が走って 多分あなたは僕のスピな人
作詞:マハラージャン
「好き」ではなく「スピ」。
ロマンティックというワードのおかげで、恋愛的な出会いなんだな〜と気付きます。
また、スピってスピってスピって
全て一瞬にして 今宇宙の正体が分かった
気がした
作詞:マハラージャン
気がした、だけ。
でも宇宙について分かった気になってしまうくらい、天文学的確率の出会いが起こってしまったということです。
2番ーどんどんスピな世界に行ってしまう僕
奇跡を信じてる そんなタイプじゃないのに
重なる偶然 ありえないタイミング
作詞:マハラージャン
『僕』は奇跡とか信じていないタイプ。
おそらく神様とか占いとかも信じてないでしょうね。
でも、『あなた』に対する偶然が多すぎて、
奇跡の出会い!
と思わざるを得なくなってしまった。
…まぁ「恋は盲目」とも言いますし、恋してるからこそ「これは奇跡だッ!」と舞い上がれるのかもしれません。
頭の裏についたアンテナはずっと
あなたをキャッチしてたのかも
作詞:マハラージャン
あーあ、完全にそっちの世界に行っちゃった…。
人間の頭にアンテナなんてないですよ。
でもあると思っちゃってる。
恋の力で、『僕』はスピリチュアルな世界へ…。
…とも思いましたが、頭の裏って脳みそってことですよね。
カクテルパーティー効果的に、もともと気になっていた『あなた』の情報を無意識に拾っていたのかもしれない、とも受け取れます。
今、スピってスピってスピって
なぜだかこんなにドーパミン
どこからか聴こえた多分あなたは僕とスピになる
作詞:マハラージャン
『聴こえた』…預言者の声が?
やはりそっちの世界に行ってしまったようです。
でもこのふわふわした心情で、恋に浮かれてる感じが伝わってきます。
MVを考察!
MVは友人のウェディングパーティーで、マハラージャンが「スピな人」に出会うというストーリー。
冒頭で
『『今年の最強方位は北。
スーパーパワースターは北極星。』』
と書かれた雑誌を読むマハラージャン。
そういえばMVの登場は初めてですかね。
そしてよく見たら雑誌に小さく「スピリチュアル」の文字が。
勘のいい方はここでスピな人の意味が分かったのでは?
そして雑誌によると、カシオペヤ座と北斗七星の中間が北極星とのこと。
そして受付に「マハラージャン」と記名した彼は、受付の女性に「カシオペヤ座」、ウェルカムボードに「北斗七星」を見出し、その中間に「北極星」たる女性を見つけます。
そしてその後もスピリチュアルな雑誌に乗せられて、結婚式の参加者を星に見立てていきます。
先述の通り、もはやこじつけのように「夫婦星」ことスピカとアークトゥルスを見出します。
「知らない人」て…
そして2番ではビンゴ大会。
二人の間に続々と奇跡が起きます。
カシオペヤ座の形に空いたビンゴの穴。
同時のビンゴ。
これらは確かに奇跡と言えるかもしれない。
初対面の人に真顔で「あなたは僕とスピになる」とか言われたら笑っちゃいますよね…。
最後に
最近マハラージャンさんにハマってしまって…。
曲もおしゃれで、歌詞も社会人の私にはめっちゃ刺さります。
かといってふざけ倒しているわけでもなく、意味不明なわけでも、ストレートすぎるわけでもなく、本当に絶妙な歌詞。
最高です。
これからも彼の活動を追っていきます!