2021年夏アニメで評判の高かったアニメ『かげきしょうじょ!!』。
アニメ開始当初は前評判がほぼなく、私はサブスクの渋いサムネだけで観始めました。
そしたらまぁ見事にハマってしまいまして。
期待度ダントツだったメイドラゴンよりハマったかもしれません
(メイドラゴンも最高ですよ!)
今回はネタバレナシで、かげきしょうじょ!!を布教したいと思います。
いい意味で普通の学園アニメ
宝塚だとか、音楽学校だとか、設定は「学園モノ」と言うには少し特殊でとっかかりにくいですよね。
さらさの髪色とか特殊でしかないし。
でもそういう意味で言うと、かげきしょうじょは「普通の学園アニメ」です。
ラブコメ要素あり、友情シーンあり、授業あり、みたいな。
そして登場人物も普通の女の子たち。
みんなもちろん高倍率をくぐり抜けた生徒たちだから才能はあるんですが、それでも他人と比べて卑屈になったり、負けそうになったり、ズルいことをしちゃったりするんですよね。
それがリアルで、共感したり感情移入したりしてしまう。
そして毎回毎回応援したくなるキャラが増えるんですよ。
ストーリーの構成は本当に飽きさせないものになっています!
冗長な不快シーンが少ない
純粋に成長物語に焦点を当てているので、デフォルメされた「嫌なヤツ」が登場しないのが最高です。
無駄なラッキースケベ野郎とか、女同士の確執とか、不良とか、理不尽な大人とか。
みんないいキャラ。
正直、今季で言えば「ぼくたちのリメイク」みたいな下品なラッキースケベや
「カノジョも彼女」の咲ちゃんが理不尽に可哀想な目に遭うのも苦手でした…。
もちろん「うげぇ…」って思うシーンがないわけではないです。
例えば私は、うじうじしてる『山田』というキャラが苦手でした。
でも、彼女がどういう気持ちで頑張ってて、それを周りがどう支えるかという描かれ方がまた上手いんですよ。
ある意味理想的で、ある意味リアルで。
結局好きになっちゃいました。山田。
EDの山田の立ち絵めっちゃくちゃ美しいので見て
「努力」「夢」をサラリと描いている
主軸となるテーマは、少年漫画チックな「夢!」「友情!」「努力!」みたいな感じなのでしょう。
でも、だからといって「苦しんで!我慢して!それでこそ努力!」みたいな暑苦しさがないのが最高なんです。
熱いというよりはクールで、単にストイック。
夢があるからそれを追う。
ただそれだけ。
努力!という押し付けがましさがないので、体育会系とは無縁のもやしっ子でも楽しめる作品です。
逆に少年漫画のような熱さを求める人には物足りないのかな?とも思います。
1話は我慢しろ
よくアニメで「○話までは我慢して観ろ」って言いますよね(笑)
かげきしょうじょ!!に関してはそれが1話で終わります。
評判を見てると、最初は、元アイドルで男性恐怖症の『奈良っち』がウザいと思う人も多いみたいです。
でも大丈夫。
話が進むにつれ、ちゃーんとそのウザったさが解体されて、ほぐされて、いいキャラになりますから!
たとえ奈良っちが気に入らなくても、元気で明るい子や、のほほんとした子など、多彩なキャラに出会えますよ!
キャラの作り込みがすごい
キャラ一人一人が個性的かつ魅力的で、本当に作り込まれていることがたった1クールのアニメで実感できます。
とくに1話からメインで登場する奈良っちなんですが、ある事情であまり学校に通えてなかった子なんです。
そのため、賢くてクールなキャラなのに台本の漢字が読めない。
それでもキャラ崩壊にならずにちゃーんと作り込まれてるってすごいですよね。
また、アニメのお約束として髪型や服装がキャラ固定みたいなとこあるじゃないですか。
視聴者に覚えてもらいやすくするために、それは普通のことなんです。
でもかげきしょうじょ!!は、キャラの髪が伸びるんです!!!
これ気づいたとき感動しましたね。
ヘアメイク好きな乙女としては、そこらへんのリアリティを作り込んでるアニメってなんかテンション上がっちゃいます。
EDが最高すぎる
すいません、正直言うと、OPはあんま好きじゃないです…
なんかこう、青春っぽい事言っとけ!みたいな歌詞が…
でも、そんなことどうでもよくなるくらい、EDが良い。
曲も歌詞も美術品のように素敵で、アニメーションの絵柄もロマンティックで最高なんですよ…
というのも作詞・作曲・編曲:斉藤恒芳大先生がご担当。
アニメだけでなく、なんと本家宝塚にも楽曲を提供している方なんです!
YouTubeにあるからこれだけでも観てくれ~
「星の旅人」と「シナヤカナミライ」はメロディはほぼ同じで、歌詞と歌い手が違います。
何かを頑張っている人。
頑張っている人が好きな人。
女の子がわちゃわちゃしてるのが好きな人。
とにかく青春を味わいたい人。
結構間口が広いので、いろんな人におすすめな作品です!
かげきしょうじょをアマプラで観よう!