
ディズニーと言えば夢と魔法を与えてくれる…みたいなイメージがありますが、意外にもイライラ系の作品もあります。
昔からディズニー作品が好きで観てきた私が、独断と偏見でディズニーの不快・イライラ系の作品を紹介します。
チキンリトル
イライラ度 ★★★★★
チキンリトルは、実は結構いじめシーンが多く、胸糞悪い気分にさせられるシーンが多いです。
しかも因果応報的なものではなく、街のために緊急事態を知らせたものの、何もなかった(ことにされた)という理由。それもたった一度ですよ。
そしてたった一人の家族である父親でさえもチキンリトルの言葉を信じず、世間体を優先します。
ディズニーなのでなんとか丸く収まりますが、けっこうずっと胸糞悪いシーンが続くので要注意です。
カールじいさんの空飛ぶ家
イライラ度 ★★★★★
カールじいさんは、今は亡き奥さんとの思い出が詰まった家に風船を付けて、奥さんの憧れだった場所へ旅立つ…のですが、勝手についてきたガキが本当にクソガキで。
おっちょこちょいで自分勝手。わがまま。
まだ悪意のある悪役なら溜飲が下がるのですが、「悪意のない」「子ども」というのがまた、イライラしている自分が悪いかのような気分にさせられます。
序盤に奥さんとの出会いから失った苦しみまで感じさせられたからこそ、クソガキに邪魔されたりクソガキが奥さんとの思い出の物に触ろうとしたりするのがまたイラっとします(笑)
最終的に犬と暮らしてるし、「困難」のシーンは鳥と冒険家がいればOKだし…あのガキいる?
ムーラン/ムーラン2
イライラ度 ★★★★☆
主人公のムーランに関しては「何もできないのになんで付いてったんだ」というイラっと感はありますが、まぁ許容範囲。
問題はムーシュー、お前や。
ヘラクレスのフィルみたいな憎めないお助けキャラかと思いきや、自分の保身と昇進しか考えない大分やばいやつ。
しかもふざけて帝国軍を全滅させかけた戦犯です。ずっと幽閉しとけ。
さらにムーラン2では、またも自分の昇進のためにムーラン夫婦を別れさせようと仕掛けます。
結局良心に負けた一面も見せるものの、やったことは結構ヤバかったです。。
私ときどきレッサーパンダ
イライラ度 ★★★★☆
過保護・過干渉親を持つ者としては、けっこうしんどかった…。
主人公の母親がいわゆる過干渉な教育ママ(モンペ)で、主人公の友達を選別したり、完璧を求めたり、趣味を否定したり、学校に様子を見に来たり、の果てにnmmnの夢絵を本人に見せる始末…。(オタク用語すぎる)(スーパーのイケメン店員に無意識に恋をしていた主人公が、彼のイラストをノートに書いていたら、それがママにバレ、イケメン店員どころかその客である主人公の同級生にもばら撒かれた)
主人公も「その娘」としてはすごくリアリティがあり、友達よりママを優先しちゃうシーンもしばしば見られて、同族嫌悪的なイライラもありました。ラプンツェルの育ての親ゴーテルと違って、過剰でも本当に「娘のため」の行動だからこそ、その娘は簡単に洗脳されちゃうんですよね…。
(ディズニー至上、最もリアルな毒親だったと思います)
逆に過干渉な親に育てられなかった人は、主人公の行動や感情にイライラしそうです。きっと「早くその母親を突き放せよ!」って思うでしょう。
ただ、作品としては全体的に面白いし、友情の温かさも感じられるので好きな作品ではあります。
ウィッシュ
イライラ度 ★★★☆☆
これ、不評でしたね~(笑)
徹頭徹尾、主人公が何にそんな腹を立てているのか分からない。
そもそも、この王国の何にみんな惹かれるのかも分からない。
主人公がなぜそんなに祖父を贔屓したがるのかも分からない。
主人公が「心優しい」と自称・他称しているが、そのような根拠も分からない。
なぜ”あの友人”が裏切ったのかも分からない。
なぜ急に国民が疑問を抱き始めたのかも分からない。
逆になぜ今まで思考停止できていたのかも分からない。
…分からなづくし!!
とにかく、国のために頑張ってきた王様が可哀想。
最終的に何年も連れ沿ってきた妻にも正義面して裏切られて、そりゃ闇落ちしますわ。
(まぁちょっとモラハラっぽいところがあったので、いろいろ溜まっていたのかもしれない)
とはいえ曲は良く、よく言えばテンポのいい(悪く言えば説明が少ない)ストーリー展開だったので、悪い仕上がりではなかったと思います。動物が喋れるようになったので、協力や意思疎通もスムーズだったし、ストーリー展開でのイライラはあまりなかったかも。
ただ、なんかこう…何が面白いとかはなく、また見たいと思える映画ではなかったです。感情移入できなさすぎて、どの考察を見ても「うーんそう言われればそうかな」程度の納得感にしかならないというか。
でもここまで言われたら逆に見たくなりませんか?(笑)
ある意味、一見の価値ありです。
シュガーラッシュオンライン
イライラ度 ★★★☆☆
シュガーラッシュの続編です。
向上心が高く挑戦し続けたいヴァネロペと、現状の心地よさを優先したいラルフ。
…という対立構造ができてしまうと、自ずと我慢するのは後者になってしまうので、ラルフには同情します。
とはいえ、(ネタバレになるので割愛しますが)ヴァネロペを縛り付けたいがゆえに、ラルフはけっこう大変なことをやらかしてます。
しかもラルフの行動や心理が、まじで現実世界にいるモラ男・DV男っぽくて笑えない…。
モラハラセンサーが正常に働く人ならば、けっこう見てるのしんどいと思います(笑)
ピーターパン
イライラ度 ★☆☆☆☆
昔は好きだったんですけどね、ピーターパン。
でも大人になってしまって「なんだこのクソガキは」としか思えなくなってしまいました。
大人視点でクソガキというのもありますが、女をたぶらかす悪い奴ですよ。
勝手にウェンディ達を連れてきて、結局放置。そのせいでインディアンに捕まったり、フック船長に海に落とされそうになったりしました。
ティンカーベルの扱いも酷いし、ウェンディが人魚達にいじめられてもろくに助けません。ピーターパンは「永遠の子ども」というか「未熟な大人」って感じで、なんかイタいなぁとすら思うようになっちゃいました。
挙句の果てに男尊女卑なインディアンの祭りで、ウェンディは弟たちに「女は薪を持ってこい」的なことを言われる始末…さすがに普段面倒を見ている弟たちにこんなこと言われたら、イラっとしますよね。
日々ピーターパンに煽られるフック船長にも、同情すらします…。
とはいえ話としてはとても面白いしワクワクするので、イライラ度は低め。
ピーターパン2はそこまでイライラ度は高くないです。
アナと雪の女王
イライラ度 ★☆☆☆☆
「妹がいる長女」はけっこうイラっとしたんじゃないかと思います。
そう、アナです。
論理的に「こうだからイライラするのである」と説明できるほど悪いことはしていないのですが、それがまた長女のコンプレックスを刺激させられるというか。
大前提、アナは悪くないです。
でもエルサが軟禁状態になったのって、元はと言えばアナが調子に乗ったせいですよね。
戴冠式ではエルサが過度な不安と緊張に襲われているなか、アナはその日出会った男と結婚を認めてもらいに来ます。挙句の果てに、パニックを落ち着けるために部屋を出ようとしたエルサを追い込む始末。
あ~~~妹ってこんな感じだよな~~!!!
とはいえストーリーは好きだし、その後の勇敢かつユーモラスなアナも好きです。
全部ハンスが悪い。
アナ雪2はめちゃくちゃなピンチが訪れるものの、精神的・人間関係的には平和で安心して観れました。
ハンスが出てこなかったからか?
やはり全部ハンスが悪い。

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