【歌詞考察】Creepy Nuts「かつて天才だった俺たちへ」-フレーズの意味/元ネタを作詞家が解説!【大人にこそ刺さる】

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なんと一か月のうちに2回もMステ出演が決まったCreepyNuts。

2回目の出演では、この「かつて天才だった俺たちへ」を披露します。

今回は、フレーズ解説と、個人的にシビれたフレーズの紹介をします!

フレーズの意味を考察&元ネタ解説!

元ネタはラジオを聞いて分かることだったり、教養ネタだったりします。

もっと歌詞の世界を深く知るためのお手伝いとして、この章ではフレーズの背景の解説をしていきます!

「ボールと友達」の意味

冒頭です。

まず、「ボールはともだち」という有名なセリフがあります。

漫画「キャプテン翼」です。

私自身この作品は読んだことはないのですが、それでも知っているくらいには有名なセリフです。

次に、ボールが彼らとなんの関係があるかと言えば、ラップのRさんは学生時代バスケ部に、DJ松永さんはサッカー部に所属していました。

彼らだけにとどまらず、そしてスポーツにとどまらず、苦手意識を持ったち誰かと比べて劣等感を抱くことがなければ、そのまま続けて世界をあっと言わせる才能が開花したかもしれない、ということですね。

フェルマーの定理

フェルマーの最終定理、大定理などとも言われます。

nを3以上の整数とする時、

x^2+y^2=z^2  

となる正の整数x, y, zは存在しない

という、数学者フェルマーさんの遺した謎です。

この謎というのは300年以上だれも解くことができなかったと言われ、1995年にやっと証明されたものです。

…要は、「解ければ天才」ってことです。

この歌詞に即して言えば、誰かと比べて「自分は勉強ができない」と思うようなことが無ければ、天才にしか成しえないことが成しえたかもしれない、ということです。

似たような形

簡単に言えば、丸くなっちゃったね、ということでしょう。

出る杭は打たれる、とも近いかもしれません。

学生時代は、自分の学校がもはや自分の世界のすべてと言っても過言ではないです。

だから、学校の中で1番だったとしても、広い世界を知ってしまえば自分なんて大したことないって気づいてしまうんですね。

ラジオで松永さんが、

「絵が得意で人に見せたりしてたけど、まわりが部活に入るようになって周囲の価値観が変わり、自分のしてることが痛いと感じ、絵を描くのをやめた」

というようなエピソードを語っていました。

絵を描いていた時は自分のなかで自分が最強だと感じていたかもしれません。

でも結局、周りも自分も「大人」になってしまい、その芽が摘まれた結果、突出したもののない「普通」に整えられてしまった、ということでしょう。

うつけ者

うっかりやさん、とか、バカとかアホといった意味でつかわれます。

織田信長も、若いころは突飛な行動や服装から「うつけ者」と呼ばれていたそうです。

でも、歴史の教科書では誰もが知る有名人ですよね。

歌詞に即して言えば、

まだ「うつけ者」だけど、いつか世間を揺るがす存在になるたまだ!」

ということですね。

醜いアヒルの子

これは知っている人も多いであろう、童話です。

アヒルの卵から産まれた、醜い姿の子供は、醜いからと親や兄弟にののしられてしまいます。

でも実はこの子はアヒルではなく、醜い子でもなく、美しい白鳥だったのです。

…というストーリー。

このフレーズも、

「今はまだ評価されてないけど、いつか…!」

という表現でしょう。

渡る世間

「渡る世間に鬼はない」ということわざがあります。

しかし、この歌詞での「渡る世間」は、ドラマの「渡る世間は鬼ばかり」の方の意味でしょう。

Rさんはドラマに詳しいので、そこから取った可能性も高いです。

とはいえドラマの内容に即してというよりは、「渡る世間は鬼ばかり」というフレーズをもじって、

「鬼(=荒探しや嫉妬やヘイト)の多い世間」

という意味でしょう。

ゴンフィンガー

Gun Fingerのこと。

Gun=銃のように指を立てるポーズで、ライブなどでいかついお兄さんたちがしているイメージです。

CreepyNutsファンとして気に入ったフレーズ

大学を意識した単語

この「かつて天才だった俺たちへ」という曲は、帝京平成大学のCMソングとして書かれたものです。

それゆえに、いくつか「大学」「学生」を意識したフレーズが散りばめられています。

キャンパス

歌詞の意味的には、絵を描く方のキャンパスですが、大学の構内のことも「キャンパス」と言いますね。

ワンチャンス

これは微妙なところですが、私が大学生だったころ、結構「ワンチャンワンチャン」って使われてましたよ。

本来の「チャンス」という意味でも使いましたが、見事「お持ち帰りできた」という意味でも使われていました。

今は後者の意味ではあまり使われていないかもですね。

今はけっこう「もしかしたらいけるかも」という本来の意味で使われている印象です。

どちらにせよ大学生が使っているイメージの強いフレーズです。

フレッシュマン

新入生や、新入社員の意味です。

多面体、物差し

どちらも学生の勉強、特に数学を連想させるフレーズですね。

サビでバンバンかます生き様

サビ中盤のフレーズが、まさにCreepyNutsの生き様を表しているようで、また自分が励まされているようで好きなんです。

どっちみちいばらのway

どっちみち、というのは、天才になっていたとしても、平凡な今だとしても、ということでしょう。

彼らが平凡かどうかは置いといて…

劣等感を感じることなく、挫折してしまうことなく、才能を開花させたとしても、結局は大変なことも多いでしょう。

かと言って、平凡なままでも、生きていくには何かしら頑張らなきゃいけないし、ましてや彼らのように夢がある人は、天才を凌ぐ努力をしなければいけない。

天才だろうが凡人だろうが、どの道いばらの道ってことですね。

俺らは大器晩成

同じアルバムに収録されている楽曲「サントラ」で、「結局若くして天才として人生に幕を閉じることもなかった」ことを思わせるフレーズがありますね。

ラジオでも同様の話をしていました。

「若くして才能を開花して天下を取るようなことはなかったけど、俺らは大器晩成だから!」

と、いい意味で明るく開き直っているような歌詞が、ファンとしては嬉しかったです。

また、私もチヤホヤされるほど若くはなくなってしまったので、このフレーズには「そうだな、私も大器晩成だから」と勇気をもらいましたよ。

時が来たらかませ

そう、時が来たら、で良いんですよね。

若くして成功する人が多く、また発信者として若くして有名になる機会がドカンと増えた平成に生きた私たち。

「もう若くないから夢を追うのもカッコ悪いかも」

と思ってしまいそうですが、別に若くして成し遂げなきゃいけないなんてこと、ないんですよね。

若いうちが花、なんて時代は終わった

と感じています。

昔は今より若いうちに結婚して、家庭を守るために女は家事、男は仕事に明け暮れていたのでしょう。

でも今は若いうちに結婚することが善!と言い切れる時代でもなく、自分らしく生きることに重きを置く人が多いのかなと感じています。

…なんか社会的な真面目な話になってしまいましたが(笑)。

「時が来たらかませ」

すごくすてきなフレーズです。

歌詞参照:うたまっぷ(https://www.utamap.com/showkasi.php?surl=k-200902-027

コメント

  1. […] 過去に歌詞の元ネタ考察もしています。 […]

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