【歌詞考察】aiko『恋のスーパーボール』-実は純愛ではないのでは?『milk』に似た歌詞?

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CMソングにもなり、夏っぽいメロディとフレーズが10年前の若者の心をつかんだこの楽曲。

たしかベストアルバム『まとめ』を出したばっかりで新規ファンも多い時期だったはず。(私がそう)

好きな人を想って悶えている情景がなんとも可愛らしい歌詞ですが、よーく読んでみるとこれ、純粋な恋の歌と見せかけてセ〇レ沼では…?と思えてしまったので、10年経った今になって考察してみました。

時間軸とストーリーの考察

根拠と詳細はのちほど紹介しますが、この曲の歌詞全体のストーリーとしてはこんな感じではないかと思います。

『あなた』を好きになる

→体の関係を持つ
(指先が初めて耳をかすめた)

→朝隣にいるのが幸せ
(何一つ忘れられない大切な朝)

→気持ちを伝えるもはぐらかされる
(あなたに言ったこと失敗だった)

→結局身体だけの関係
(うわずった声の波乗り笑顔を見せて)

→もう気持ちを伝えられなくなる
(素直になるのがこんなにも難しくなるなんて)

→曖昧な関係に甘んじてしまう
(二人で迷いたいの)

『あたし』が言った『失敗だった』こととは?

眠る眠る眠る眠って忘れたいの

昨日のこと 明日のこと 全部全部

だけど全然眠れなくて気になってるの

あの時あなたに言ったこと失敗だった

作詞:AIKO

深夜1時とかですかね。

日付が変わったので『あの時』は昨日のこと。

でも『あの時』をまだ今日のことだと捉えると、日付が同じでも次に目覚めたときが明日。

昨日と今日、今日と明日をジタバタしてる感じが伝わります。

この『言ったこと』はおそらく「好き」とか「付き合いたい」とか、二人の関係を大きく変えるひとこと

そして『あなた』に言わなきゃよかった!と思ってしまう態度を取られたんですね。

だから眠れないほど悩みあぐねてるんです。

この部分は2番に繋がってきます。

日焼け止めを綺麗に洗いきれずに

夜中に腕が 夏の匂い

作詞:AIKO

夏あるある…だけどこんなこと誰も歌にしませんよ。

aiko氏はブルーオーシャンの天才か。

実はこのフレーズ、さっきと同じことを言ってます。

『失敗だった』ことが日焼け止めのようににこびりついて、そのまま日付が変わってしまったってことです。

幸せが怖い理由

少しこもった熱が更にあたしの気持ち

ぐるぐるひっかき回してはかき乱す

瞼も爪も髪も舌も離れなくて困った

幸せは怖いものだ

作詞:AIKO

髪やら舌やら深い関係を想像させられる部位は『あなた』のもの。

セフ…体の関係があるってことですね。

『幸せ』というワードから、彼氏との逢瀬を思い出して悶えているようにも思えます。

しかし、『こもった熱』にかき乱されていることから、二人はお付き合いしているわけではないのだと考察しました。

この『こもった熱』は、好きという気持ち。

好きな人のことを考えると胸が熱くなったり頬が赤くなったりするアレのことです。

決して熱中症ではない。

『好き』で『幸せ』なのになぜ『怖い』そして『かき乱』されているかと言えば、それは好きになってはいけない相手だからではないでしょうか??

好きだなんて言わなきゃよかった。

でも『こもった熱』で『あなた』を好きだってことを思い知らされる。

『あの時あなたに言ったこと』について『あたし』の気持ちを伝えたのだと考察しましたが、体の関係を持ってはぐらかされてしまったのかもしれません。

『あなた』と迎えた朝

何度も寝返って迎えた寝不足な朝

何ひとつ忘れられない大切な朝

作詞:AIKO

『あなた』との一夜が明けた朝。

『何ひとつ忘れられない』なんて、おそらくずっと好きだったんでしょう。

眠れなかったのは1番の冒頭で出てきた『失敗』が忘れられないのと、あなたが隣にいるから。

他人と一つのベッドで寝るのって寝苦しいですよね…。

唇のまばたきってどういうこと?

あなたを一番近くで見つめた瞬間

唇はカメラの様にまばたきをした

作詞:AIKO

『一番』というワードがどうにも引っ掛かります。

序列が付くということは、他に比較対象がいるということ。

おそらく『あなた』には彼女がいる、またはとてもモテる人なのでしょう。

『カメラの様に』というフレーズが、この朝を絶対忘れないという『あたし』の意思を感じさせます。

…と同時に、何かを言いだそうとして言い出せないことの現れにも見えました。

『あなた』に『はじかれまい』ってどういうこと?

はじかれまい 日射しにもあなたにも

桃色の汗は夏の匂い

作詞:AIKO

一夜を共にした相手に対し「はじかれたくない」という不安な気持ちを抱いていることからも、やはり付き合っているというわけでないことが分かりますね。

重い女になりたくない、嫌われたくないと、都合のいい女を演じているのかもしれません。

『桃色の汗』は、日焼け止めがいっしょに溶けた汗の色。

そして、桃色=好きという気持ちのメタファーでもあるのでしょう。

笑顔を見せてくれない理由

うわずった声の波乗り 笑顔を見せて

心の中で唱えるのは魔法の呪文

作詞:AIKO

お楽しみ中のお二人。

行為中に笑顔を見せてくれないところも、二人の曖昧な関係を感じさせます。

『魔法の呪文』は、「付き合ってくれますよ~に」とか「好きになってくれますように」とかそんなところでしょう。

しかも素直に口には出せず、『心の中で唱える』に留まっています。

幸せだと素直になれない理由

素直になるのがこんなにも難しくなるなんて

幸せは解けぬ謎だ

作詞:AIKO

『幸せ』だからこそ『素直』になれない。

やはり好きになってはいけない相手と身体の関係を持ってしまったように思えます。

冒頭で気持ちを伝えたものの、関係を持ってしまうともう素直になれなくなってしまった。

『幸せ』とは言ってますが、素直に付き合いたいと言ってしまったら終わる関係なのかもしれません。

出口は塞いでしまおう 2人で迷いたいの

今夜をあげる

作詞:AIKO

『解けぬ謎』という迷宮の出口を塞いで、二人で迷いたい。

『迷いたい』ということからも、やはりはっきりしない関係ということが分かります。

あなたの指先が初めて耳をかすめた

あたしの体の真ん中 自分じゃないみたい

作詞:AIKO

…耳が弱いのでしょうか。

体が自分じゃない感覚に陥ったのは、単にくすぐったいだけでなく好きな人との距離が物理的に近くなったからでしょう。

指が耳に触れたのが『初めて』ということは、『あなた』と初めて体の関係を持ったということであるはず。

歌詞の時間軸的には『何一つ忘れられない大切な朝』を迎える前の夜です。

milkでも出てきた『すぐ隣』

少しこもった熱が更にあたしの気持ち

ぐるぐるひっかき回してはかき乱す

瞼も爪も髪も舌も離れなくて困った

幸せはすぐ隣だ

作詞:AIKO

幸せは『怖いもの』『解けぬ謎』から一転、『すぐ隣』まで来ました。

でもこの『すぐ隣』、aikoさんの楽曲『milk』の最後にも出てくるんですよね。

以前考察したのですが、こちらも「好きな人がセフレ」という考察でした。

milkでは、『あなたの髪に触れられる』世界線とすぐ隣にある『もっと心躍る世界』は別のものとして表現されています。

とすると、今回の『恋のスーパーボール』も、すぐ隣にある『幸せ』はあくまでまだ別世界なのではないでしょうか。

好きだけど体の関係を持ってしまい、素直に好きと言えない関係になってしまった。

『恋のスーパーボール』も、明るいメロディながら実はこんな深い意味があったんですね。

あくまで私の考察ですが。

結局タイトルの意味は?

タイトルの『恋のスーパーボール』…一回も歌詞に出てきませんでしたが。

それっぽいフレーズも見当たりません。

しいて言えば『はじかれまい』がスーパーボールっぽさもなくはない?

aikoさんは甘い匂いに誘われる自分をカブトムシに例えてタイトルにしてしまうくらいですから、こんな単純なタイトルでもおかしくはないでしょう。

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