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【歌詞考察】KinKiKids「DESTINY」とあの人気曲とのつながりを、ファンが解説します

KinKi Kidsのデビュー20周年の締めくくりにリリースされた「DESTINY」。
歌詞にもあるように、運命という意味です。

個人的にこの曲はKinKiKidsの人気曲「Anniversary」の続編だと思っています。


作詞が同じくSatomiさんで、歌詞にも「記念日」と出てきますしね。


*SatomiさんはKinKiKidsに多くの歌詞を提供されている方で、KinKiには「雪白の月」、KinKiの他にも中島美嘉さんの「雪の華」などを提供しています!

歌詞参照元:J-Lyric(http://j-lyric.net/)

1番

まるで積木みたい この瞬間へと

次の瞬間重ね

作詞:Satomi

Satomiさんにとって、瞬間を「重ねる」っていう価値観なんですね。


私は時間と言えば自分が進むイメージだったので、時間に関するイメージも人それぞれなんだなぁ、と思いました。

冒頭では二人の「出会い」を想起しています。

「Anniversary」でも冒頭で出会いを想起していましたね。


「Anniversary」では二人の出会いを「偶然」と表していたけど、今では「必然」だと思えた。

それくらい「キミ」の存在が今では当たり前でかけがえの無いものになったんですね。

ありきたりな時間でさえも

キミがいれば特別になる

作詞:Satomi


この部分も、「Anniversary」の

何気ない今日と云う日がボクらの記念日


とリンクしています。

サビに出てくる

変わってゆく変わらぬ想い

作詞:Satomi

というフレーズ。

逆説的ですが、慣れとか自分自身の成長とかで相手への想いとかが変わると思うんですよ。

長年連れ添っていると。


関係性も変わっていくだろうし。

でも、「キミ」を大切に想う気持ちはレーザービームみたいにたゆまず変わらないということでしょう。

まるでレーザービームみたい


って、「IOve in the Φ」でも出てきましたね。


強い光

というパンチラインも、剛さん作詞の「Family~ひとつになること」にも出てきますね。


「つよ」い「光」。

つよし と こういちですね。

二人の半分が一つになった、KinKiファンにはたまらないフレーズですね。

2番

あの日もう二度と

キミを泣かせない

なんて言ったけれど

作詞:Satomi

今も気持ち伝えるときは

まだ飾ってしまっているんだ

作詞:Satomi

2番のAメロBメロも、完全に「Anniversary」に言及しております。


こういう、好きな人にしか分からない系、ファンにはたまらないですよね。

奥田民生さん作詞の「スピード」とかもまさに。

たったひとことなのに

もどかしいくらい

作詞:Satomi

たったひとこと」はもちろん、「Anniversary」に出てきた「キミヲアイシテル」ですね。

そして2番サビの

過去になってく現在という未来

作詞:Satomi


またも逆説的な、面白いフレーズだ…。

時空がこの歌詞の軸(じくぅ)になっていますよね。

なんちゃって

現在は、過ぎれば過去になっていくけど、

見えない場所」、つまり未来まで

二人がはぐれないようにこのまま一緒にいよう

ということですね。


ファンとしては、KinKiの二人にもそうあってほしいです。。

ラスト

星の数ほど持ちきれない

たくさんのボクらの記念日

作詞:Satomi

また「Anniversary」だ!


星の数ほど」はAnniversaryでは世の中の人の数の多さを表してましたが、ここでは「ボクらの記念日」つまり「何気ない今日という日」の多さや付き合いの長さになっています。

何気ない日々を守ることは過去の思い出を大切にすること。


「Anniversary」と「DESTINY」を聴く限り「ボク」は「キミ」を結構泣かせているようですが、その時の気持ちとかも忘れずに、ということでしょうね。

ラスサビです。

近づくほど遠く感じる

そんなときが来ても大丈夫さ

作詞:Satomi

また逆説的なフレーズが来ました。


近付く=お互いを知れば知るほど、お互いの知らない部分が見えて遠く感じる=不安になる。


まあそれはそうなんですけどね。
例えば、

「彼女のことなんでも知っている!彼女はオタクだ!」

と思っていたとしても、彼女のことを知れば知るほど

「同担拒否する彼女が理解できない…」

「キャラクターの好みが分からない…」

など、細かい部分に対してワカラナイが増える、みたいな経験はありませんか?

自分ですら自分のことが分からない部分もあるし。

そもそも時が経てば人間は変わりますし。

でもやっぱり不安になったり独占欲が勝っちゃったりしますよね。


そんなときが来ても、二人は大丈夫


大丈夫と言えるほどの過去を乗り越えてきたのでしょう。

ラブソングでありながら、力強く信じあう熟年夫婦のような歌詞が、デビューから数えても20年という時を共にしたKinKiKidsにピッタリな曲です。

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